この日は、予定通りに進んだようで、
実はずっと流れに任せて動いていた気がする。
朝|唐戸市場と“流れに従う選択”
前日に、関門汽船のチケット売り場の方から
「午後は風で船が出ないかもしれませんよ」と教えてもらっていた。
今から行っても巌流島には15分ほどしか滞在できないこと、
周遊券を買っておいた方が安いことまで、
とても親切に説明してくれた方だった。
iPhoneの天気を見ると、午後から風のマーク。迷わず朝一番で動くことにした。
まずは船乗り場のコインロッカーにスーツケースを預け、朝ごはんを食べに唐戸市場へ向かう。
(※門司港から巌流島への直行便は土日のみ。私は平日に行ったので、下関経由。
唐戸市場のイベントも土日が中心なので、ガイドブックの賑やかな写真に惑わされすぎない方がいい。)
市場は静かだったけれど、
食堂は数軒開いていて、朝食には困らなかった。



時間が限られていたので、
海が見える席で、2300円ほどのふぐ定食を急いでいただく。
ふぐはうすーーーいけれど(笑)、
行き交う船を眺めながらの定食はちゃんと美味しい。
巌流島|盛り上がりと現実
9:05発の巌流島行きに乗船。
10分ほどの船内では、
佐々木小次郎と宮本武蔵の話が流れ、気分はすっかり上がる。
……が、到着すると雨。
しかも風が強い。水たまりも多い。



正直、名古屋よりずっと寒い。
海沿いで雨と風が合わさると、寒さが本気を出す。

新しめの銅像ですが、後ろの海峡がすばらしい。現在巌流島の半分は埋め立て地で入ることは出いないが、観光できる場所は、もともとの巌流島の部分だそう。

ポケモンGOのスポットも2か所ある
関門海峡ベストフォトスポットそして決戦の地も。
銅像も、小舟も作られていて、
晴れていたら本当に最高だったと思う。
今日は無理をしない。
早めに戻ることにした。
暖を取る|偶然見つけた救い
船で戻ると、
チケット売り場の隣のファミマ、そのさらに隣に
おしゃれなカフェを発見。
寒さに耐えられず、迷わず入る。



そこでしか売っていないスイーツとコーヒーで、
一気に体が戻ってくる。
あとで写真を見返しても、
「あのとき、入って本当によかった」と思えるカフェだった。
海響館|寒い日の正解ルート
隣の海響館(水族館)が開くのを待って入館。



最近リニューアルされたばかりで、
寒い中、ペンギンと飼育員さんの解説を聞けたり、
関門海峡の海を借景にした水槽では、
サンタ姿の飼育員さんが潜って
エイたちの生態を説明してくれたり。



クリスマス仕様の館内から、
飼育員さんたちの努力がしっかり伝わってきた。
イルカとアシカのショーもとても見やすく、
お土産売り場は可愛いものだらけ。
私は「福が来る」フグのキーホルダーをひとつ購入。
午後|国際港・下関を実感する時間
次は旧英国領事館へ。




明治時代から使われていた
国際港だった下関には、
本当に領事館があったのだと実感する。
ここでは、
予約していた英国風アフタヌーンティーを
15時半から17時頃までゆっくり楽しんだ。
ピーターラビットがモチーフで、
19世紀末〜20世紀初頭のイギリスの空気。
とにかく可愛かった。
夕方|最大のトラブル
カモンワーフでお土産を買い、
預けていたスーツケースを取って
タクシーでドーミーインへ行く予定だった。



……が、17時を過ぎると、店が次々閉まっていく。
平日だからか、
カモンワーフの飲食店もかなり閉店。
慌てて少しだけお土産を買い、
ファミマで夕食を調達して
スーツケースを取りに戻ると――
チケット売り場、閉まってる。
さっきまで電気がついていたのに。
強風のため、
本来21時までの船が午前で運航終了。
それに伴ってか窓口も18時で閉まっていたのだ。
電話はどこも自動音声。
ホテルの方にも観光案内所に問い合わせてもらったが、
どうにもならない。
結局タクシーでドーミーインへ向かう。
夜|救われる宿
JR下関駅近くのドーミーインは、本当に神だった。


館内着とスリッパのまま、
温泉も食堂も自由に行き来できる。
夜鳴き蕎麦はトマト入りのクリスマス仕様。
温泉で体を温め、
着替えがなくてもなんとかなる安心感。
疲れて、ぐっすり眠った。
3日目朝|答え合わせ
翌朝、もう一度唐戸市場へ。
今度は海鮮丼。
同じ場所から海峡を見ると、
船がほとんど通っていない。
雨がなくても、
風がどれほど船に影響するかがよくわかる。
本当に、ここは海の難所なのだ。
無事にスーツケースを回収し、
雪がちらつく中、ホテルへ戻る。
「田舎の17時以降をなめてはいけない」
これは良い教訓だった。

後から思うこと
この旅は、考えて決めるというより、
動いてから理由がついてくる時間が多かった。

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