1 日本を脱出したかった私
日本は、ずっと窮屈だった。
みんな横並びで、空気を読んで、
特に女性は「こうあるべき」という見えない枠の中にいる。
古い時代に生まれたせいなのか、
それとも私の性格のせいなのか。
とにかく私は、ここから出たかった。
海外に行くたびに思った。
常識は一つじゃない。
正しさも一つじゃない。
おしゃれな街並み、
知らない言語、
大胆な色づかい、
文化も習慣も、全部が刺激だった。
「ああ、私はここでは自由だ」
そう思えた。
でも円安とインフレは、容赦なかった。
気づけば、航空券は高くなり、
ホテル代も跳ね上がり、
私の“ワクワク”は、だんだん遠ざかっていった。
まるで、
ふたが閉まったみたいに。
2 FDAが運んできた、新しい視点
仕方なくだった。
海外が無理なら、国内に行くしかない。
そんな気持ちで、FDAに乗った。
(フジドリームエアラインズ)
正直、期待はしていなかった。
でも、高知で鰹を食べたとき、驚いた。
「え、鰹ってこんなに美味しいの?」
ボンタンの香りをかいだときも同じだった。
「こんな柑橘、知らなかった。」
教科書で見た名前が、
急に体温を持った。
関門海峡では、
巨大なタンカーが行き交っていた。
風が吹いた瞬間、
船の流れが変わる。
日本の“動脈”を、目で見た気がした。
世界遺産だけが特別なんじゃない。
知らなかっただけだった。
3 お金と自由の、シビアな関係
そしてもう一つ、
はっきりとわかったことがある。
自由には、裏付けがいる。
お金がなければ、
移動もできない。
学びも選べない。
声も小さくなる。
フェスで出会った“リベ民”の熱量を見たとき、
私は思った。
「自分、ぬるいな」
本気で動いている人は、
ちゃんと準備している。
だから私は投資を始めた。
お金の勉強も始めた。
時間の使い方も見直した。
運は、待つものじゃない。
動かすものなんだ。
4 運は「移動距離」に比例する
遠くに行かなくてもいい。
1泊2日でもいい。
知らない土地に降り立つだけで、
視界は変わる。
私はこれから、
FDAで行けるところは全部行く。
そして、自分の言葉で
お金が生まれる仕組みをつくる。
海外に出ることだけが
“境界線を越える”ことじゃなかった。
思い込みを越えたとき、
運は静かに動き出していた。

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