御朱印の誘惑と楠の力 岡崎・菅生神社の旅

「かわいい御朱印」に惹かれて

ずっと気になっていた御朱印があった。
2年ほど前の正月特集。雑誌の片隅に載っていたカラフルで愛らしい御朱印。それが、**愛知県岡崎市の「菅生神社」**のものだった。

御朱印を集めているわけではないけれど、「これはいつか見に行ってみたい」と思わせるほどのインパクト。そんな気持ちが、ようやくかたちになった今回の旅。


徳川家康ゆかりの歴史ある神社

岡崎といえば、徳川家康。
ここ菅生神社も、家康公が生まれる前からその地を守る存在として祀られてきた由緒正しい神社。岡崎城の守り神としての歴史もあり、地域に深く根づいた存在。

なのに今回の訪問理由は、御朱印の「かわいさ」。
でも旅の入り口は、興味がわくものであれば、なんでもいい。そう思っている。


工夫が光る、心地よい境内

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実際に訪れると、神社の工夫が随所に感じられる。

清め塩は300円、賽銭箱横の料金箱に自分で入れて持ち帰る
お稲荷さんのお供え用お揚げも100円でセルフ
境内には💛型の敷石も発見

人手をかけずに、でも来訪者が参加できる形。
こういう努力、私はとても好きだ。
実際にお塩もお揚げも購入し、楽しく参加。神社グッズとしてのお土産にもなったし、小さな体験の一つ一つが記憶に残る。


目を引いたのは、まさかの「楠」

ただ、かわいさや工夫以上に、印象に残ったものがある。

それは境内の奥に立つ、大きな楠だった。
「パワーの木(楠)」という手書きの看板に、思わずツッコミを入れたくなったが──。

見上げた瞬間、なぜかスーッと気持ちが引っ張られるような、不思議な感覚になった。
清々しさ、浄化されていくような軽さ。これって…と、伊勢神宮で感じたあの空気感を思い出した。

神社全体というより、「その場所に立った時に感じる何か」。
それは人によって、反応する場所も違うのかもしれない。


パワースポットってなんだろう?

最近は、神社に限らず「ここはパワースポット」と言われる場所が増えた。
でも実際に自分で足を運んでみると、「感じる」瞬間というのは、ごくごく限られたエリアにある気がする。

私のように霊感のない人でも、ふとした拍子に「なんかここ違う」と思える瞬間がある。
だからこそ、一度体験してみてほしい。


楽しみ方は自由でいい

御朱印がきっかけでも、歴史が目当てでも、旅先の神社との出会いは一期一会。
かわいい、楽しい、ありがたい、気持ちが落ち着く──
どれでも正解だし、人によって「パワー」を受け取るポイントはきっと違う

今回は、かわいい御朱印の誘惑から始まって、楠の力に浄化されるという不思議な旅になった。
こういう偶然があるから、神社巡りはやめられない。

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この記事を書いた人

旅と占いヲタク。趣味は旅行プランを考えること。新しい自分の発見のお手伝いをしています。

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